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「利休にたずねよ」 [文学]

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新刊を買うのは久しぶりである。馳星周以来か。時々ではあるが、ほとんど文庫である。表題とその一輪 木槿(むくげ)のせいであろう。衝動買いである。たずねよとは何をたずねよというのか。天下人であり茶人でもある秀吉が利休に尋ねる。天下人秀吉の茶の湯 利休の茶の湯 対極に見える天下様二人、求める茶道に見る極美は同じものなのだろうか。むくげは高麗人が特に好むといわれる。私も好きだ。清楚にして美しく気高い存在は尊い女性の生まれ変わりではなかろうかと、思えてならないほどである。東寺に咲くこの花も、利休の二畳の小間では、妖艶である。美しさを求めることは、死をも賜る必要を生むものなのだろう。「茶が人を殺すからでしょう」と利休は言う。
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都都逸Ⅵ(どどいつ) [文学]



むかし関白 今日に生きる  醍醐の花見 いまもなお  (上記写真 関白秀吉の醍醐の花見)

 
そっとさしだす 白魚のような 御手にみいるは わたしだけ 

君がさしだす おうすの所作に 時のとまりし こまの中

点てたあなたの おうすをもてば 想うすがたも あわせのむ

好きとあなたに 近づくわたし そっと離れる 左腕

好いて好かれて あなたと二人 早くおいでと エレベータ

舞の手先に 視線を送る 帰る瞳に まいこはん

舞台真ん中 着物姿の きみのおどりに 胸騒ぎ

京にありて 主の思いは 作ってほしい 炊き合わせ

鱧の季節が 鮎へとかわり 沿うていたいは はじかみか

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都都逸Ⅴ(どどいつ) [文学]




京山科 門跡寺院 毘沙門堂  満つる桜に 琴の音       (上記写真は毘沙門堂)

                                            
おいしいおすえ うれしいことば はなしてくれる 若女将

レンズのむこう ほほえむ乙女 着物姿は シルエット

芍薬や ぼたんとみえし 君の姿に ゆりのはな

いまあることの 短き幸を 無心に祈る 知恩院

おいし葛きり 二人で食べる またいつの世も 君とあれ

暑い暑いと 出て行く町で 襟あしの汗 そっとふき

露地よりつづく 数奇屋づくりへ ひざすりあわせ ふたりして

きものすがたの きみゆくあとに かおるおしろい 足を止め

                                    

すずしまなざし 冷たくもあり 熱い思いよ いまとどけ

和服のすがた どうきがします これが恋かと めをふせる

君はかわいく いつでもかわい 思いはしっかり むねのなか

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